不動産売却虎の巻13 いよいよ販売開始!売出価格を決めましょう
・いよいよ住まいを売り出します。
売りに出した瞬間から住まいは“商品”となります。ですので、買ってもらうための努力も必要になってきます。
ちょっとした心配りと気遣いが見学者の購入意欲をそそることもあります。
• □ 売り出し価格を決定するだけの情報は得られていますか?
• □ 見学者の第一印象を良くするための工夫はできていますか?
■売出し価格を決める
・まずは、査定価格をもとに実際の売り出す価格=販売価格を決めます。最初の売り出し価格を決定するのは、あくまで売主です。査定価格である程度の相場観は理解しているといっても、実際の売り出し価格を決めるとなると誰でも不安になります。
そこで頼りになるのが不動産会社の担当者です。担当者に相談しながら、エリアや物件の特性から購入者像(ターゲット)が分かってくれば、売り出し価格も見えてきます。
最適な売り出し価格が見えてきたら、販売プランを考えましょう。たとえば、すでに購入先が決まっているなどの理由で短期間で売却を成功させたいのであれば、売り出し価格を低めに設定する。逆に、急いでいないので少しでも高く売りたいのなら売出し価格を高めに設定してじっくり時間をかけて売っていくことが一般的です。最初に設定した価格で買い手がつかなければ、状況に応じて価格を下げていくという方法もあります。しかし、よほどの理由がないかぎり査定価格より大幅に高い金額で売りに出すのは信頼性の観点からもオススメできません。。あくまで相場と自分の状況の両方を加味して売り出し価格を決定することが、販売活動をスムーズに運ぶコツといえます。