不動産見学時のチェック

実際の不動産&物件を見学できるなら細かくチェックを
一方、中古や完成済みの新築マンションなど、実物を見学できる物件は、自分がそこに住むつもりで細かく見ていこう。風通しや日当たり、設備の使い勝手なども、実際にチェック。さらに、中古の場合は、建物に傷みがないかもポイント。床に傾斜やきしみがある、柱やドア枠や窓枠にゆがみがあるときは、構造部分の問題も予想される。逆に、表面的な古さや汚れは、購入後(入居前)のクリーニングやリフォームできれいにできるので、そこばかりに気を取られないように注意しよう。
物件&モデルルーム、モデルハウスのチェックポイント
重視したい項目を考えながら、基本的な項目からチェックを
マイホームのチェックポイントは、細かく挙げればきりがない。ここでは、基本的なチェック項目をピックアップした。下の表から、理想の暮らしを実現する上で重要な項目を拾い出し、優先的にチェックしていこう。
■間取りのチェックポイント
項目 ポイント
各部屋の広さ リビングや玄関、各居室など、広さが十分か
各部屋の配置 実際に住むことを想定して、利用イメージや家族の生活動線を確認
収納量 各居室や、リビング、キッチン、洗面室など、必要な収納が十分あるか
■設備・オプションのチェックポイント
キッチンの設備 毎日のことだけに、キッチンの使いごこちは重要。実際に料理をするつもりで、どこに何を置くか、料理のときにどう動くかを考えてチェック
トイレやバスルーム 浴槽のサイズや、機能面を確認。水を出せる場合は、シャワーの水圧
コンセント 住み始めて意外と苦労するのが電源の確保。コンセントの数や位置
電話やネットの接続口 電話やネットの配線
建具など 実物の場合は、立てつけの悪い扉がないか、収納などが壊れてないか、実際に開け閉めしてチェックを
オプション設備 モデルルーム、モデルハウスの場合、どこまでが標準で、オプションはどれか
■敷地のチェックポイント
所有範囲の確認 マンションの場合はポーチなど、専用で使えるのはどこまでか、中古の一戸建ての場合は敷地の境界線
駐車場 空きはあるか、位置や駐車可能台数、停めやすさ、水はけ
庭・庭木 外構はどのような状態で引渡されるのか
共用設備 マンションの場合は、どんな共用施設がどこにあり、どういう条件で使えるのか
防犯面 鍵の形状、通路に面した窓の状態、共用部分の防犯設備
耐震性や構造面 中古の場合は、目で見て大きなひび割れやシミがないか。新築の場合は、不動産会社に確認
生活音 実物をチェックできる場合は、実際に上や横の住戸から生活音が漏れないか
日当たりや風通し 実物の場合は、各部屋の日当たりや風通しを
管理状況 マンションの場合は、管理について。中古なら、共用部の清掃状況などをチェック